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2007年5月 9日 (水)

屍鬼

屍鬼〈1〉 内容(「BOOK」データベースより)
人口わずか千三百、三方を尾根に囲まれ、未だ古い因習と同衾する外場村。猛暑に襲われた夏、悲劇は唐突に幕を開けた。山深い集落で発見された三体の腐乱死体。周りには無数の肉片が、まるで獣が蹂躪したかのように散乱していた―。闇夜をついて越して来た謎の家族は、連続する不審死とどう関わっているのか。殺人か、未知の疫病か、それとも…。超弩級の恐怖が夜の帳を侵食し始めた。

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黒祠の島で使ったモチーフを焼きなおして盛大に使った感じの作品。
良いですね、この小野さんお得意のホラーとミステリが6:4ぐらいで交じってる雰囲気大好きです(笑)
これは僕の大好きなホラーゲームSIRENが参考にしたと言われている小説なのですが、古くはジャック・フィニィの盗まれた街のような一個のコミュニティ単位で人が人在らざるものにひっそりとすり返られていく様と、それにいち早く気付いた人が対抗したり原因を究明したり逃げたりする過程を追った話です。
最後若御院とお医者とどちらの側に立って読むかでエンディングの捕らえ方が変わりますが、自分としては理性はお医者側だったなぁ…
最後に一筋の救いはある話ですが、たいがいが辛く哀しい話でそこも含めて途方も無く面白かったです。
こんなに辛くて哀しいのにこんなに面白かった話は模倣犯以来久しぶりでした。

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