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2007年5月17日 (木)

重力ピエロ

重力ピエロ 内容(「Amazon.co.jp」データベースより)
   半分しか血のつながりがない「私」と、弟の「春」。春は、私の母親がレイプされたときに身ごもった子である。ある日、出生前診断などの遺伝子技術を扱う私の勤め先が、何者かに放火される。町のあちこちに描かれた落書き消しを専門に請け負っている春は、現場近くに、スプレーによるグラフィティーアートが残されていることに気づく。連続放火事件と謎の落書き、レイプという憎むべき犯罪を肯定しなければ、自分が存在しない、という矛盾を抱えた春の危うさは、やがて交錯し…。

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遺伝子DNAや二重螺旋が話の核になっていて少し複雑な感じがするけども、導入も入りやすく主人公や春、二人の母親、父親、春を追いかける整形美人のストーカーなど登場人物も現実に居なさそうで居そうな微妙なバランスが非常に魅力的でした。
伊坂さんは今の所ハズレがないなぁ。軽く読めるくせに読後もずっしりと心に残るのが凄い。文体がお洒落でユーモアな所も魅力です。
「深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」この春の台詞にはとても納得させられました。

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