« 蘆屋家の崩壊 | トップページ | 黙の部屋 »

2007年8月 1日 (水)

鳩笛草

鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで
内容(「BOOK」データベースより)
他人の心を読むことのできる女性刑事・本田貴子は、その能力ゆえにさまざまな試練に直面し、刑事としての自分の資質を疑ってゆく…。(「鳩笛草」)高校生の妹を殺害された兄に代わって報復の協力を申し出た青木淳子。彼女は、人や物を念じただけで発火させてしまう能力を持っていた…!(「燔祭」)超能力を持つ3人の女性をめぐる3つの物語。

■■■

クロスファイアの登場人物が出てくるクロスファイア以前の話や、それに准ずる超能力を持った女性達の短編集です。
相変わらず私事全開で書きますが、最初クロスファイアを貸してくれたのが昔居た職場の係長だったんですよ。その係長が「いやー…本当はこれの前の話があってね、そっちから読んでもらいたいんだよ!それを読んだ後にクロスファイアを読んだら本当に泣けるから。でも僕この間その前の本を売っちゃったんだよねぇ。ごめんね、いやー惜しい!」としきりに言うのでどんな内容なんだろうと思いつつも僕はクロスファイアから読んだんですが、それでも充分泣けました。
その後なんだかんだとこの本と縁が無くて、ここ最近ようやく宮部みゆき氏の現代小説(文庫版)をコンプする最後の作品として読むことになりました。
クロスファイアの記憶もいい加減ちょっと薄れてきている頃だったんで、係長に申し訳ないなぁと思いながらも(笑)。
読んでみると確かにこれを先に読んでクロスファイアに行ったら背景がものすごく見えてさぞかし泣きに拍車がかかったろうにと思いました。
この話がマイノリティに対するメタファーかどうかは受け取り側の感覚でしょうが、超能力がある以外は努めて超現実的な描写が余計にストーリーにリアリティを生むんでしょうね。

|

« 蘆屋家の崩壊 | トップページ | 黙の部屋 »

宮部みゆき」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/198472/7370047

この記事へのトラックバック一覧です: 鳩笛草:

« 蘆屋家の崩壊 | トップページ | 黙の部屋 »