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2007年10月 3日 (水)

君は永遠にそいつらより若い

君は永遠にそいつらより若い 内容(「BOOK」データベースより)
身長175センチ、22歳、処女。いや、「女の童貞」と呼んでほしい―就職が決まった大学四年生のだるい日常の底に潜む、うっすらとした、だが、すぐそこにある悪意。そしてかすかな希望…?第21回太宰治賞受賞作。

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最初津原泰水氏の並びに置いてあり、間違えて手にとったけどタイトルが気になって読んでみた作品。いわゆるジャケ買い…ならぬジャケ読み。
非常に現代的な文章で読んでいてとても面白かったです。自分がこの著者を全くのノーマークだった事が恥ずかしくなるほどに好みでした。
自分の身の回りにもいるいる!と思えるような登場人物達や、捉えどころの無い中核を押さえない会話を緩慢に繰り返す描写が現代の、とりわけ若い世代の人間模様を凄くよく描いていると思います。
のらりくらりとした会話の中で佳境にさしかかって来るほど、この話の伝えたい事が実はとてもシリアスなのだという事が見えてきます。そんな本質が“ゆるテイスト”で描かれる様は、難しく畏まって書かれるよりよほど読後も印象に残りました。
現在(2007/10/3)著者の文庫化はこの一冊だけのようですが、短編は色々とかかれているようなので文庫化を楽しみにしたいと思います。

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