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2007年11月24日 (土)

のはなし

のはなし 内容紹介
伊集院光の魅力が詰まった一冊。こんなエッセイ集を、今まで誰も、読んだことも見たこともないはず。連載5年、構想4年、修正1年。伝説のエッセイ、ついに刊行! 爆笑!感動!鳥肌!の全82話。

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この人が居なかったら今の自分の人格形成は為されていないだろう、と言うほどに深く深く傾倒している伊集院氏の本。
ツーカーのメルマガで連載していた750本程のエッセイから80本程を抜き出して掲載した本です。
この手の芸能人が書いた本は今まで全く手をつけた事がなかったのですが、これは連載が始った当初から読みたくて読みたくて仕方がありませんでした。auユーザーの為一生無理かと思っていた矢先にまさかのBOOK化。狂喜乱舞で読破。
いや、本当に面白い。
1話が2~5ページ程の短いスパンで作られているので、通勤や通学の際にもサクサク読めます。
ただ人の見ている前で読むとウッカリ吹き出したりする可能性があるので要注意。高校からのラジオリスナーの自分にとってはそれほど面白い内容でした。
ラジオで語られていたけども、結末が曖昧だった話の完結部分や、ラジオの話のその後なんかが楽しめます。
勿論ラジオリスナーじゃなくても相当面白く読める内容です。
もし文庫版で出たらまた買うだろうなあ。

どうでもいい話ですが、載せきらなかったからって750本程から80本程までに割愛したスタッフに殺意すら覚えました。

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2007年11月12日 (月)

正しく時代に遅れるために

正しく時代に遅れるために 有栖川有栖エッセイ集 内容(「BOOK」データベースより)
すべての人間は“六段階の距離”でつながっている!?ネット書店で著者がオススメされたものは…?日々の生活、映画、小説に隠れた謎。作家・有栖川有栖のことがもっとよくわかるエッセイ集。

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中学生の頃の僕がミステリを読む切っ掛けとなった作者です。
…しかし、どうにも有栖川氏の本は作家編以外あまり好みに合わなかったのですが、エッセイ集は楽しく読めました。
ミステリを読む上でも映画を見る上でも色々と参考になる一冊です。

ブラックジャックの孤影を読んでの更なる引用。
火村とアリスの関係はブラックジャックとピノコの関係に似ている。
火村の孤影にはアリスが寄り添っていなくてはならない。
そうでなければ淋しすぎるからだ。

最初に作家編を読んだ時に有栖川先生がピノコに持ったのと同じような感想を僕も持ちましたが、読んでいくうちにだんだんと納得していきました。
ホームズにはワトソンが居なくてはならない理由のように。

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2007年11月 7日 (水)

砂漠

砂漠 出版社 / 著者からの内容紹介
麻雀、合コン、バイトetc……普通のキャンパスライフを送りながら、「その気になれば俺たちだって、何かできるんじゃないか」と考え、もがく5人の学生たち。社会という「砂漠」に巣立つ前の「オアシス」で、あっという間に過ぎゆく日々を送る若者群像を活写。日本全国の伊坂ファン待望、1年半ぶりの書き下ろし長編青春小説!

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大学生グループの楽しくて退屈でちょっと感動的な4年間の話。…が、伊坂マジックは偉大です。そんな4年間の話がめちゃめちゃ面白いんです。
鳥井の頭の悪そうな振る舞いに最初「ちょっとぐらい痛い目にあったほうがいい」くらいは思っていたのに、本気で痛い目に合いどん底まで落ち込んだ鳥井を見て切なくなり、彼の心が立ち直った時にはいっそじわりと涙まで滲んでしまいました。
伊坂作品は本当に凄い!惹き込まれる!
苛立ちも衝撃も安堵も感動も全て読む速度と一緒にやってくる作家にはなかなか出会えません。
本当に自分のテンポの合った作品に出会うとその場で子供のように一喜一憂してしまうし、そうやってひとしきり激高したりその後死ぬほど安心したりするのがやたらと心地いい。
今まで伊坂作品を読んできて全体的に感じた事は、主人公にわりと無個性な頭脳型を置いて、その周りの個性的な人物に翻弄されたり観察したり影響されたりするような所謂“チーム”型の話が抜群に上手いですね。
読んでいたらこっちまでその仲間に入ったような錯覚を起こすぐらい生き生きとした小説でした。
あとマージャンとボーリングがめちゃめちゃやりたくなります。
僕はドンジャラぐらいしかやったことがなかったので、マージャンのルールをあまり知らなくて今まで殆ど触った事がありませんでしたが、なんだか読んでて無性にやりたくなったのでハンゲームをインストールしてみました。人生初プレイ。(結果、ルールがやっぱり曖昧で全く勝てませんでしたが…)

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