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2007年11月 7日 (水)

砂漠

砂漠 出版社 / 著者からの内容紹介
麻雀、合コン、バイトetc……普通のキャンパスライフを送りながら、「その気になれば俺たちだって、何かできるんじゃないか」と考え、もがく5人の学生たち。社会という「砂漠」に巣立つ前の「オアシス」で、あっという間に過ぎゆく日々を送る若者群像を活写。日本全国の伊坂ファン待望、1年半ぶりの書き下ろし長編青春小説!

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大学生グループの楽しくて退屈でちょっと感動的な4年間の話。…が、伊坂マジックは偉大です。そんな4年間の話がめちゃめちゃ面白いんです。
鳥井の頭の悪そうな振る舞いに最初「ちょっとぐらい痛い目にあったほうがいい」くらいは思っていたのに、本気で痛い目に合いどん底まで落ち込んだ鳥井を見て切なくなり、彼の心が立ち直った時にはいっそじわりと涙まで滲んでしまいました。
伊坂作品は本当に凄い!惹き込まれる!
苛立ちも衝撃も安堵も感動も全て読む速度と一緒にやってくる作家にはなかなか出会えません。
本当に自分のテンポの合った作品に出会うとその場で子供のように一喜一憂してしまうし、そうやってひとしきり激高したりその後死ぬほど安心したりするのがやたらと心地いい。
今まで伊坂作品を読んできて全体的に感じた事は、主人公にわりと無個性な頭脳型を置いて、その周りの個性的な人物に翻弄されたり観察したり影響されたりするような所謂“チーム”型の話が抜群に上手いですね。
読んでいたらこっちまでその仲間に入ったような錯覚を起こすぐらい生き生きとした小説でした。
あとマージャンとボーリングがめちゃめちゃやりたくなります。
僕はドンジャラぐらいしかやったことがなかったので、マージャンのルールをあまり知らなくて今まで殆ど触った事がありませんでしたが、なんだか読んでて無性にやりたくなったのでハンゲームをインストールしてみました。人生初プレイ。(結果、ルールがやっぱり曖昧で全く勝てませんでしたが…)

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