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2008年2月25日 (月)

蒲田行進曲

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内容(「BOOK」データベースより)
映画『新撰組』で、はじめて主役を演ることになった銀四郎。その恋人で、かつてのスター女優小夏。そして銀四郎を慕う大部屋のヤス。―銀四郎は、あたらしい「女学生のような」女の子に熱を上げ、妊娠した小夏をヤスに押しつけようとし、小夏は銀四郎を諦めてヤスを愛しようとつとめ、ヤスは「大好きな銀ちゃん」の言うままに、お腹の赤ん坊ごと小夏を引き受け、小夏との家庭を築いていこうとする。サディスティックなほどにマゾヒスティックに、傷つき、傷つけることでしか成立しえない「酷薄な愛」を描いたつかこうへいの代表作。第86回直木賞受賞。風間杜夫と山崎銀之丞の対談「銀ちゃんのこと」、深作欣二監督とつかこうへいの対談「若き表現者へ―映画のからだ、演劇のことば」を収録。 

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今更どうした!?と思われるかもしれません。自分でも思いました(笑)
ただ映画や舞台で見たことはありましたが、この作品の小説をきちんと読んだ事が無かったので、過去に舞台をやっていた手前興味が湧いて……という言い訳をたてまえに、本当はラーメンズの“蒲田の行進曲”を見て、あーずいぶん前に映画見たっきりだったなぁ。この期にちゃんと読んでみるかな、と思ったのが切っ掛けです(笑)。

女性の立場がまだ吹けば飛ぶような時代の名残、男の天下だった業界の中でしたたかに強く愛に生きる小夏が印象的でした。
そんな時代の色が盛りだくさんで、今読むと色々と面白い描写が沢山あります。
ヤスが醜男として書かれているけど、銀ちゃんはどれだけ格好よくてスター性があるんだろう。
終わりに向かってどんどんヤスに銀ちゃんのカラーが写っていくのが面白くもあり、小夏の心情を考えると怖くもありました。
最後は「ここで終わりか!?」と思うような所で終わってる所なんかも、映画の「カット」の声が入り→クランクアップの打ち上げ風景を演じつつ→テロップロールの流れと完璧に一致していて思わずお見事!と唸りたくなります。

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