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2009年9月23日 (水)

間宮兄弟

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  間宮明信と徹信は仲のいい兄弟。それぞれ立派な社会人だが、趣味、価値観、モテなさ加減も一緒のふたりは、仕事以外、ほとんど行動をともにしている。ある日、カレーパーティを企画したふたりは、それぞれちょっと気になる女性を招待する。一方、明信は会社の先輩の離婚に協力を求められ困惑。兄弟ふたりの平和な生活に変化が訪れる…。
   江國香織の同名小説を、森田芳光が映画化。映画やTVで活躍する名バイプレイヤーの佐々木蔵之介とドランクドラゴンの塚地武雄が間宮兄弟に扮している。兄弟離れができない自立しきれない男ふたりの物語は、描き方によっては変人扱いされてしまいそうだが、森田監督は家族を誰よりも大切にする誠実さを全面に出し、ふたりのズレ加減をユーモアの核にして、本作をコミカルなヒューマンドラマに仕上げた。ふたりを取り巻く女性陣、常盤貴子、沢尻エリカ、中島みゆきなどが、キャラクターをしっかり際立たせた好演。しかし、なにより注目してほしいのは、佐々木と塚地。ふたりの明るいキャラクターと相性の良さのおかげで、この映画は心温まる作品になった。


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現実には色んなしがらみや、性格的なゆがみなんかも出てきてこんな風に兄弟揃って仲良く(しかも親子も揃って仲良く)一緒に居られる事なんてなかなか難しいんだろうなー、とは思いますが、だからこそこれは“こうあったら素敵な関係だ”と思える、一種ファンタジーのような世界として見ました。

少年ではなく、ましてや青年からもそろそろ追い立てられ、中年期に突入しかけている兄弟2人が、東京で2人で暮らし常に対話を持ち夜には2人で反省会、休日も寝る時も仲良く一緒の姿を何の抵抗感も無く純粋な少年のように魅せたのは素晴らしいと思います。
この兄弟の関係が気持ち悪いか否かは判断が分かれるかと思いますが、兄弟の居ない僕には憧れとしてうつりました(笑)
大体の趣味趣向は同じなんだけど、微妙な所で好みが分かれたり、兄弟交互に自分の頭の豆知識箱の中から似たような志向のクイズを延々と出し合ったり、兄がビールで弟がコーヒー牛乳を仲良く揃って飲むシーンは平和すぎて笑いがこみ上げます。
ちょっとした恋愛のいざこざも含めて、そんなヒューマンドラマが積み重なって出来ている間宮兄弟。見ている方がダレるかダレないかの絶妙なバランスで進みますが、見終わった後には胸にホカホカした物が残る暖かい映画でした。

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LOVE MY LIFE

Lovemylife 内容紹介

   やまじえびねの同名コミックを原作に、ガールズ・ラブをソフトに描いた青春ラブストーリーの秀作。泉谷いちこ18歳。語学学校にCDショップのバイトにと、若者生活謳歌中。ママの亡き後男手一つで育ててくれた翻訳家のパパと、二人暮らしの毎日。そんないちこが恋をした。とてもステキで聡明で、いろんな世界を教えてくれる人。その名は城島エリー。そう、女なのだ。エリーを恋人だと紹介すると、パパは驚きつつも2 人の関係を理解してくれる。さすがパパ!心が広い。前衛文学を訳しているだけのことあるじゃない。その代わり、ある告白がいちこを待っていた。「パパ・・・ゲイなんだ、それにママはレズビアンだった」予想すらしない展開に戸惑ういちこ。愛ってなに?普通ってなに?私ってなに?どんどん湧き上がってくる悩み。けれど誰も答えを教えてはくれない。先行くエリーにもどこか垣間見える必死さ、もろさ、自分自身との葛藤。強くなりたい。自分をさらけだせるくらいに。自分の気持ちに正直に生きていくってこんなに難しいことだっけ。どんなときも、わたしがわたしらしくいるそれができたら、その先に待っているのはいったいどんな世界なんだろう?

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吉井怜と今宿麻美が美しく格好良く、石田衣良と高橋一生が可愛い映画でした。
テーマは同じでも前回見たメゾンドヒミコとは真逆に、同性愛のキラキラした楽しい部分を大きくクローズアップして、嫌な事もあるけれど概ね登場人物達の人生は順風満帆な世界を生きます。……それが思いの外良かった!(笑)
楽しく、ふんわりした気持ちのまま見終われます。
石田氏の演技の心許無さはありますが、中盤頃にはそれも良い味として捕らえる事ができました。
主役二人もとても良いのですが、イチコの大学友達のタケちゃん(高橋一生)の存在が、ガールズラブだけに偏りがちなこの映画の世界観に広い意味でのマイノリティを呼び入れてくれて良かったと思います。
イチコの父は彼氏のチョイスといいゲイ雑誌のチョイスといい、多分アジア系より白人好きなんだろうなー(笑)
セクシャリティを問わず十分楽しめる良い作品でした。

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2009年9月21日 (月)

メゾン・ド・ヒミコ

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   ゲイ専用の老人ホーム。それだけでも、すでに異例の舞台。しかし、本作が語るのは、優しい愛の物語だ。ホームのオーナーであり、末期ガンで死が間近に迫るヒミコ、彼を見守る恋人の青年・春彦、そしてヒミコの実の娘・沙織。3人が織りなす人間関係は、屈折しまくって複雑だが、ホームの住民らとの交流で、沙織が人を愛そうとする過程が、感動的に綴られる。
   ゲイ老人たちのファッションや部屋のインテリアは、やや過剰でわざとらしい部分もあるが、監督が彼らを見つめる視線はあくまでも温かい。思わぬ出来事をきっかけにした春彦と沙織のラブシーンも、違和感のなかにエロティックさも伴い、不思議な魅力を放つ。わざわざメイクでそばかすなどを描いた柴崎コウは、観る者の共感を一心に集める役回りを好演。どぎつい欲望をぎらつかせながらも、いつの間にか周囲に愛を与える役で、白いシャツに身を包んだオダギリジョーは、天使のようなたたずまいだ。もともとゲイの老人ホーム自体が、現代社会では、ある種の幻想。犬童監督はファンタジーのなかで、人間という存在への慈しみを描きたかったのではないか。(斉藤博昭)

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①座敷童のように物と物との間にじっとりと佇む柴崎コウ
②すこぶる挙動不審に顎を引き目だけで周りを見渡す柴崎コウ
③すこぶる不機嫌に眉を寄せ苦いものを噛んだ顔で睨み付ける柴崎コウ…
どの映画やドラマで見ても、どんなに元気で溌剌とした役をやってても僕が見てきた柴崎コウにはこの3点がセットで付いてきてる気がします(笑)
と、言うわけで今回はキャラがキャラな為かこれ↑のオンパレードでした。
オダギリ氏の演技にはちゃんと感情を動かされたんで、外部情報抜きで見た方が良かったのかもしれません。

テーマがとても好きで気になって借りてきましたが、思った以上に良作です。
次はこうなるのかな?と思う予想が半分当たって半分裏切られる割合も心地よく、ラストの迎え方は最良だったと思います。
マイノリティもマジョリティも最後は皆大変だけど、マイノリティ特有の大変さを具体的に見れて勉強になりました。


余談ですが、クワイエットルームを見たときにも思いましたが、ストーリーに直接何の関係もなく、唐突に大人数で踊る(しかもノリノリな)シーンが最近の邦画に多い気がします。ブームなんだろうか?

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2009年9月20日 (日)

サクゴエ

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内容紹介
ヤミ金融業者に追われ、友達もいない孤独なサラリーマン森田は、飛び降り自殺をしようとビルの屋上に立つ。しかし、思い詰めた森田を笑う男がいた。トミーと名乗る男は、「一日だけ俺につきあってよ」と、森田に富士山に登ろうと誘う。言われるがままに合意してしまう森田。しかし、トミーと別れ、自宅に帰る途中、トミーが指名手配中の殺人犯であることを知る。翌日、富士山に向かう車中で、森田はトミーの過去を聞かされる。
俳優・弓削智久が手掛けたオリジナル脚本を、本田隆一監督が映画化。中村靖日、萩野崇ら若手俳優が共演、音楽を元Def TechのNagachoが担当。

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ストーリーやら演技力はまぁ、一旦隅の方にでも置いといて(笑)、弓削氏の成長と現在を久しぶりに見たかったので借りてきた為、イケメンパラダイスを見るぐらいの気持ちで見ました。

ぼやっとしてるけどちょっとした感情の機微は見え隠れする…トータルとしては淡々とした芝居が続きますが、それは現代の若者のやりとりにはよくある風景なので、この方向性で物語が動いていくのはある意味リアルだと思います。
弓削氏はじっと黙って相手の話を聞いてて、いざ受け答えをする時の第一声が上手いですね。自然で耳触りが良い一言がさらっと出てきます。
中村靖日さんとのバランスが対照的で絵的にもとても楽しめました。
弓削氏と本田監督がとても丁寧にサクゴエの空間を作り上げ、現場一丸となってそれを守り通した感じがよく伝わってくる暖かい作品でした。
空と富士山が綺麗だったなー。

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2009年9月18日 (金)

太陽 The Sun

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1945年の夏。
敗戦が色濃くなる日本は東京。
周囲は空襲で焼け野原だが、ここ皇居では戦渦は見れない。
昭和天皇=ヒロヒトは地下室で生活し、常にこの戦争の行方を考えていた。
御前会議。そして、敗戦後、マッカーサーGHQ総司令官との
会談を経て、ヒロヒトは「現人神」から「普通の人間」へ変わった(戻った)
ことを宣言する。

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日本では非常にデリケートに扱われ、更に昭和天皇ともなるとタブー視される事が多い中、外国人の監督がこのテーマに挑んだと言う事で非常に興味があり、ようやく見る事が出来ました。

激動の時代のさなかを描いた作品ですが、天皇の周囲に特に山あり谷ありのストーリーが渦巻いているわけでもなく、全編淡々と淡い色合いで進んでいきます。
それでも独特の映像美と間合いの取り方が上手い為退屈はしません。
イッセー尾形氏の存在感と演技力は流石に凄い!(ただの横道に逸れた感想ですが、コバケンの演技は彼の影響を多大に受けていると思いました)
終始口を震わせているところや、英語にときおり混じる日本語の差し込み方なんか絶品です。
基本的には天皇なんですが、時折現れるイッセー式天皇図が見え隠れする場面が何度かあり、これがまた面白い!
マッカーサーとの食事会にて、天皇はマッカーサーに広島に原爆を落とした事をそれとなく刺を持って伝えると、マッカーサーは「私は命令していない」と答え、逆に真珠湾攻撃についてを非難します。天皇はマッカーサーが言った台詞と全く同じに「私は命令していません」と切り返すシーン…
皇后桃井に自分が人間であることを宣言したと告げるシーンで、その重い告白に対して皇后からは(昭和天皇の口癖である)「あ、そう」と軽く返されます。
そこに来るまでに様々な場面で天皇の「あ、そう」を見てきただけに感慨深くも面白いシーンでした。
実際に上記のような場面が本当にあったのかは定かではありませんが、こうした独特のユーモアが時折ふわりと出てくるのはイッセー尾形主演ならではなのではないかと思います。

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2009年9月17日 (木)

G.I.ジョー

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ハズブロ社販売の同名アクション・フィギュアをもとにしたTVアニメを、「トランスフォーマー」の製作陣と「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」「ヴァン・ヘルシング」のスティーブン・ソマーズ監督が実写映画化したSFアクション大作。超ハイテク装備の国際機密部隊「G.I.ジョー」と悪のテロ組織「コブラ」の壮絶なバトルが展開する。出演はチャニング・テイタム、シエナ・ミラー、イ・ビョンホン、デニス・クエイドほか。

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イ・ビョンホンが色黒具合といい歯の白具合といい胸板といい新庄剛志に似てて面白かったです。
…第一声としては不適切この上ないんですが、それぐらい髣髴させられる(笑)

ストーリーとしては気分爽快になれる久しぶりの良作アクションです。
アクションシーンがちゃんと際立って、気持ちの良い作り方がされていました。
殴ったら倍以上の力でちゃんと吹っ飛ぶし、止めるところは止まるからキレもあり、スピード感も抜群です。
世界を救ったのはマーロン・ウェイアンズ(ガンダム0083で言う所のキース)だった。
キャラクターとして、男として魅力があったのもマーロン・ウェイアンズだった。という所が個人的には主人公万歳映画よりずっと好みで良かったです。
一旦アニメで作ったの動きをそのまま実写化してスピード感なんかを損なわずに、なおかつ巨額を投じてアメリカ万歳にこってり仕上げたやり方が、成功した良い例ですね。

2作る気満々な終わり方だったので、2も1000円で見に行きます。(また1日狙いで行って来ました(笑))

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