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2009年9月21日 (月)

メゾン・ド・ヒミコ

Dvd_jyacket Amazon.co.jp
   ゲイ専用の老人ホーム。それだけでも、すでに異例の舞台。しかし、本作が語るのは、優しい愛の物語だ。ホームのオーナーであり、末期ガンで死が間近に迫るヒミコ、彼を見守る恋人の青年・春彦、そしてヒミコの実の娘・沙織。3人が織りなす人間関係は、屈折しまくって複雑だが、ホームの住民らとの交流で、沙織が人を愛そうとする過程が、感動的に綴られる。
   ゲイ老人たちのファッションや部屋のインテリアは、やや過剰でわざとらしい部分もあるが、監督が彼らを見つめる視線はあくまでも温かい。思わぬ出来事をきっかけにした春彦と沙織のラブシーンも、違和感のなかにエロティックさも伴い、不思議な魅力を放つ。わざわざメイクでそばかすなどを描いた柴崎コウは、観る者の共感を一心に集める役回りを好演。どぎつい欲望をぎらつかせながらも、いつの間にか周囲に愛を与える役で、白いシャツに身を包んだオダギリジョーは、天使のようなたたずまいだ。もともとゲイの老人ホーム自体が、現代社会では、ある種の幻想。犬童監督はファンタジーのなかで、人間という存在への慈しみを描きたかったのではないか。(斉藤博昭)

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①座敷童のように物と物との間にじっとりと佇む柴崎コウ
②すこぶる挙動不審に顎を引き目だけで周りを見渡す柴崎コウ
③すこぶる不機嫌に眉を寄せ苦いものを噛んだ顔で睨み付ける柴崎コウ…
どの映画やドラマで見ても、どんなに元気で溌剌とした役をやってても僕が見てきた柴崎コウにはこの3点がセットで付いてきてる気がします(笑)
と、言うわけで今回はキャラがキャラな為かこれ↑のオンパレードでした。
オダギリ氏の演技にはちゃんと感情を動かされたんで、外部情報抜きで見た方が良かったのかもしれません。

テーマがとても好きで気になって借りてきましたが、思った以上に良作です。
次はこうなるのかな?と思う予想が半分当たって半分裏切られる割合も心地よく、ラストの迎え方は最良だったと思います。
マイノリティもマジョリティも最後は皆大変だけど、マイノリティ特有の大変さを具体的に見れて勉強になりました。


余談ですが、クワイエットルームを見たときにも思いましたが、ストーリーに直接何の関係もなく、唐突に大人数で踊る(しかもノリノリな)シーンが最近の邦画に多い気がします。ブームなんだろうか?

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