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2009年9月18日 (金)

太陽 The Sun

4778310284_01__sclzzzzzzz_ 内容紹介
1945年の夏。
敗戦が色濃くなる日本は東京。
周囲は空襲で焼け野原だが、ここ皇居では戦渦は見れない。
昭和天皇=ヒロヒトは地下室で生活し、常にこの戦争の行方を考えていた。
御前会議。そして、敗戦後、マッカーサーGHQ総司令官との
会談を経て、ヒロヒトは「現人神」から「普通の人間」へ変わった(戻った)
ことを宣言する。

■■■
日本では非常にデリケートに扱われ、更に昭和天皇ともなるとタブー視される事が多い中、外国人の監督がこのテーマに挑んだと言う事で非常に興味があり、ようやく見る事が出来ました。

激動の時代のさなかを描いた作品ですが、天皇の周囲に特に山あり谷ありのストーリーが渦巻いているわけでもなく、全編淡々と淡い色合いで進んでいきます。
それでも独特の映像美と間合いの取り方が上手い為退屈はしません。
イッセー尾形氏の存在感と演技力は流石に凄い!(ただの横道に逸れた感想ですが、コバケンの演技は彼の影響を多大に受けていると思いました)
終始口を震わせているところや、英語にときおり混じる日本語の差し込み方なんか絶品です。
基本的には天皇なんですが、時折現れるイッセー式天皇図が見え隠れする場面が何度かあり、これがまた面白い!
マッカーサーとの食事会にて、天皇はマッカーサーに広島に原爆を落とした事をそれとなく刺を持って伝えると、マッカーサーは「私は命令していない」と答え、逆に真珠湾攻撃についてを非難します。天皇はマッカーサーが言った台詞と全く同じに「私は命令していません」と切り返すシーン…
皇后桃井に自分が人間であることを宣言したと告げるシーンで、その重い告白に対して皇后からは(昭和天皇の口癖である)「あ、そう」と軽く返されます。
そこに来るまでに様々な場面で天皇の「あ、そう」を見てきただけに感慨深くも面白いシーンでした。
実際に上記のような場面が本当にあったのかは定かではありませんが、こうした独特のユーモアが時折ふわりと出てくるのはイッセー尾形主演ならではなのではないかと思います。

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