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2015年7月 9日 (木)

セリヌンティウスの舟

411lnf1bepl 内容(「BOOK」データベースより)

大時化の海の遭難事故によって、信頼の強い絆で結ばれた六人の仲間。そのなかの一人、米村美月が、青酸カリを呷って自殺した。遺された五人は、彼女の自殺 に不自然な点を見つけ、美月の死に隠された謎について、推理を始める。お互いを信じること、信じ抜くことを、たったひとつのルールとして―。メロスの友の 懊悩を描く、美しき「本格」の論理。
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「誰も疑わない」ことを前提としたミステリー。珍しい手法だと思います。

あらすじ読んだ時は安楽椅子探偵物好きなので、結構わくわくしたんですが、読んでみると登場人物達の心情が物語の肝なあまり、くどいほど何度も「俺たちの絆はこういうものだから」「絆の為にもこの謎は解かなければいけない」って謎を解く作業自体に理屈をつけるんですが、これが本当にくどい…。
「うやむやじゃ気になるから謎を解こう」って単純なやつでもういいじゃん、先に進もうよって何度思ったか。
絆の方向性もかなり特殊すぎて共感できないまま最後まで走られた感が強かったです。

あと良い歳した大人がずっと女の子達を「あーちゃん」「きーちゃん」「みっちゃん」って呼び合ってるのが、読み進めていくに従ってちょっと不気味になってきました…。

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