綾辻行人

2007年5月20日 (日)

びっくり館の殺人

びっくり館の殺人 内容(「BOOK」データベースより)
とある古書店で、たまたま手に取った一冊の推理小説。読みすすめるうち、謎の建築家・中村青司の名前が目に飛び込む。その瞬間、三知也の心に呼び起こされる遠い日の思い出…。三知也が小学校六年生のとき、近所に「びっくり館」と呼ばれる屋敷があった。いろいろなあやしいうわさがささやかれるその屋敷には、白髪の老主人と内気な少年トシオ、それからちょっと風変わりな人形リリカがいた。クリスマスの夜、「びっくり館」に招待された三知也たちは、「リリカの部屋」で発生した奇怪な密室殺人の第一発見者に!あれから十年以上がすぎた今もなお、事件の犯人はつかまっていないというのだが…。

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暗黒館の殺人 から待望の館シリーズ新作。今回は子供向けノベライズということでサクサク読ませて頂きました。
相変わらずの綾辻氏のおどろおどろしい雰囲気はそのままに手軽で読み易いまとまり方をしていて面白かったです。
でもこれ本当に子供に向けて読ませたら表紙と挿絵のあまりの恐ろしさに読み進める事なんてできないんじゃないかって程に絵がリアルで怖い。これでもか!?ってぐらいに絵が怖い…(2回言う程怖い)さすが綾辻氏。どんな場面でもミステリの中にホラー要素は忘れないんだなぁと。
個人的には最後、事件の真相を知る登場人物の一人が関東大震災という本当にあった災厄で真相を握ったまま亡くなる設定なのはちょっとミステリ作品においてはずるいんじゃないかな…とも思いました。

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