吉田太一

2007年10月30日 (火)

遺品整理屋は見た!

遺品整理屋は見た! 版社 / 著者からの内容紹介
孤独死、自殺、殺人…ひとごとのように感じられるかもしれませんが、それらはあなたの隣で起こっていてもおかしくありません。本書は、日本初の「遺品整理」の専門業者として、さまざまな壮絶な現場を経験してきた著者が記した46の「現実にある出来事」。あまりの凄まじさに「覗き見」の興味本位で読み進めていっても、そこからは現代社会が抱えている痛みや狂気が汲み取れます。圧倒的な読後感!

「日本経済新聞」「The Japan Times」「日経ビジネス」「日経流通新聞」「ダ・カーポ」「スーパーモーニング」「ザ・ワイド」「ガイアの夜明け」……さまざまなメディアで反響!

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血なまぐさい小説を読みすぎてちょっと胸いっぱい気味だったので、ふと気分を変えようと思い手に取ったエッセイがまた血なまぐさかった…。
いえ、好きで読んでるんですがね。
ノンフィクションの遺品整理屋さんの話です。
読むまで世の中にこんな仕事があるなんて考え付きもしませんでした。
でも確かに、亡くなった方の身の回りを整理するのに全員が全員それをやってくれる人がいるとは限りません。
夏場で死臭が立ち込めている車の移動や、飛び降り自殺で汚れた地面の清掃、死後○ヶ月が経ち(虫やネズミ)が大量に発生した部屋の掃除、血まみれの部屋の清掃、人が腐って溶けてしまった跡の処理……その他筆舌に尽くしがたいような現場の話が50話近く載っています。
ページに対して文字も大きくて、書き方も簡潔なのでとても読みやすくサクサク読める本なのですが、老人の孤独死の切なさや不慮の事故の悲しみ、自殺を止めたい気持ちなんかを前面に書きすぎてか、遺品整理の仕事のもっと細かい部分(手順や方法等)がとてもアッサリと書かれすぎていてちょっと物足りなかったです。
遺品整理屋という未知の仕事内容にもう少し詳しく触れて欲しかった。

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