白い兎が逃げる
内容(「BOOK」データベースより)
「君を好きになった。君も僕に興味を持って欲しい。それが無理なら、離れたところから君を見守っているだけでもいい」―。ストーカー行為に悩む劇団「ワープシアター」の看板女優・清水玲奈。彼女を変質者から引き離すプランは、成功した筈だった。ところが、ストーカーの死体が発見され、事件は思わぬ展開に!臨床犯罪学者・火村英生の論理的思考が冴え渡る、4編の傑作本格推理。
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正直、出た当初に第一版で購入していましたが、このシリーズは相当自分の体制が整っている時じゃないと読みたくなかったのでずっと寝かせていました。ただだいぶ寝すぎて次の長編が出てしまいましたが(笑)。そしてようやく体制が整ったのでこの度読破。
今回の話はレビュー書いてる方々が口々に言っていた火村氏の名言(迷言?)が盛りだくさんで終始ニヤリとさせてもらいました。
にしても「おぼこい」って…。相変わらず有栖川氏の台詞は言い回しや言葉が微妙に昭和です。本格ミステリだからこそなのでしょうか?(笑)
P266の「学習心理学における~」やP269「おい、全部食べちまったのかよ」あたりは二人のコンビネーションの絶妙具合と、踏み込む領域がチラリと見えて面白かったです。
アリスの恋愛心情も久しぶりに出ましたね。P299の「俺はおまえが~」の件は言わずもがな。
ストーリーの最後の盛り上げ方が秀逸で、久しぶりにミステリの謎解き段階でゾクゾクしました。
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